IELTSのライティングは、英語初心者にとって最大の壁。
僕も最初はTask1の書き方がわからず、Task2の内容が浮かばないところからのスタートでした。
初受験ではWriting 5.5。
でも、ChatGPTの添削を活用し、構成と語彙を改善して1か月後に6.0を達成しました。
この記事では、
- ChatGPTでライティング力を伸ばす現実的な方法
- Task2で高評価を取る構成テンプレート
- 実際にスコアが上がった学習サイクル
を、純ジャパ大学生のリアルな体験としてお伝えします。
IELTS Writingの壁:Task1とTask2の落とし穴
Writingでは、**Task1(図表説明)とTask2(意見エッセイ)**があります。
それぞれ異なるスキルが求められ、初心者がつまずきやすい部分でもあります。
| タスク | 内容 | 時間 | 評価基準 |
|---|---|---|---|
| Task 1 | グラフ・表・地図・プロセスの要約 | 約20分 | 概要・比較・語彙 |
| Task 2 | 意見・議論・原因・解決策などのエッセイ | 約40分 | 論理・語彙・構文の多様性 |
僕が最初に苦戦したのは、Task1の構成とTask2のアイデア出し。
日本の英作文のように「起承転結」で考えていたため、IELTS特有の4段構成に慣れるまで時間がかかりました。
ChatGPTでWritingを“添削教材”に変える
僕がスコアを伸ばすきっかけになったのは、ChatGPTを自分専用の添削ツールとして使ったこと。
公式問題集やIELTS Ready Memberの過去問を解いたあと、そのままChatGPTに投げて添削してもらいました。
実際に使ったプロンプトはこちらです。
Please score my IELTS Writing Task 2 essay based on IELTS Band Descriptors.
Give me feedback for each criterion (Task Achievement, Coherence and Cohesion, Lexical Resource, Grammatical Range and Accuracy),
and suggest a model revision at Band 7 level.
このプロンプトで、ChatGPTは4つの評価基準ごとのフィードバックと**模範解答(Band 7相当)**を提示してくれます。
特に印象的だったのは、「語彙の幅(Lexical Resource)」と「論理の流れ(Coherence)」が弱いという指摘。
ChatGPTの添削を読み比べることで、自分の文章がなぜ“伝わりにくい”のかが明確になりました。
Task2対策:4パラグラフ構成テンプレート
Writing Task 2で一番効果的だったのは、「構成を固定化する」こと。
どんなテーマでも次の4パラグラフテンプレートで対応できるようにしました。
| パラグラフ | 内容 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| ① Introduction | 問題提起+自分の立場 | 質問文を言い換える+立場を明示 |
| ② Body 1 | 理由①+具体例 | 1段落1主張を徹底 |
| ③ Body 2 | 理由②+具体例 | 異なる観点で補強 |
| ④ Conclusion | まとめ+立場の再確認 | 同じ言葉を繰り返さず言い換え |
ChatGPTの添削でこの構成に沿って修正すると、論理の流れが自然になり、バンドスコアの安定感が出ました。
💡 コツ:Conclusionは1文で十分。「In conclusion, I believe that…」のようにシンプルでOK。
Task1対策:テンプレート暗記で時間短縮
Task1は、グラフや表の構成を説明する問題。
僕は「何を書けばいいかわからない」状態から、テンプレート暗記で突破しました。
たとえば、どんな問題でも使える便利表現を10個まとめ、繰り返し使いました。
| 機能 | 表現例 |
|---|---|
| 概要を述べる | Overall, it can be seen that… |
| 比較をする | A is higher than B / A exceeds B |
| 変化を説明 | The figure increased significantly from X to Y. |
| データ導入 | According to the chart, … |
| 推移をまとめる | The trend remained stable throughout the period. |
これを覚えておくだけで、Task1が20分以内で書けるようになり、焦らなくなりました。
誤用→修正版リスト(ChatGPT添削から学んだこと)
ChatGPTに添削してもらって気づいた「よくあるミスと修正版」をまとめました。
| 誤用例 | 修正版 | コメント |
|---|---|---|
| People should study abroad because it can improve their English skill. | People should study abroad because it can enhance their English proficiency. | “Improve”より“enhance”がより自然でフォーマル。 |
| In my opinion, I agree this statement. | In my opinion, I agree with this statement. | “agree with”を忘れがち。 |
| There are many advantages of studying overseas. | Studying overseas offers several advantages. | 直接的表現の方が自然。 |
| Nowadays people are busy so they can’t eat healthy foods. | Nowadays, people lead busy lives and often neglect healthy eating. | 文の流れを整えるとCoherenceが上がる。 |
ChatGPT添削後の復習法
僕が効果を感じた復習の流れは以下の通りです。
- 自分で書く(40分)
- ChatGPTに添削依頼
- 指摘をメモ(特に語彙・構文)
- 修正版を音読(口に出して流れを覚える)
- 翌日、別テーマで同じ構成を再現
こうすることで、添削結果が「読んで終わり」ではなく、次に生かせるトレーニングになりました。
1週間の学習サイクル
| 曜日 | 内容 | 時間 | 使用教材 |
|---|---|---|---|
| 月 | Task2(1題)+ChatGPT添削 | 60分 | 公式問題集 |
| 火 | Task1(1題)テンプレ練習 | 40分 | IELTS Ready Member |
| 水 | Task2修正版音読+語彙整理 | 30分 | ChatGPT |
| 木 | Task1+Task2交互練習 | 60分 | 公式問題集 |
| 金 | 模試形式で40分ライティング | 40分 | 公式問題集 |
| 土 | 誤用リスト復習+添削見直し | 30分 | ChatGPT |
| 日 | 休息 or 英語日記で表現練習 | – | 自由 |
無理に毎日やらず、週単位でタスクを回すことを意識していました。
本番で意識したこと
本番では「時間配分」と「結論の明確さ」を徹底しました。
Task1に20分、Task2に40分。
特にTask2は、立場をはっきりさせることを最優先。
曖昧な意見や中立姿勢は減点されるため、「私は○○と考える」と明確に書くようにしました。
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まとめ:ChatGPTで“添削型学習”を習慣化しよう
IELTS Writingでスコアを上げる鍵は、
「書く量」より「添削から学ぶ質」にあります。
ChatGPTを使えば、誰でも無料で高精度の添削と改善アドバイスを受けられます。
ポイントは以下の3つです。
- Task2は4パラグラフ構成で固定
- 添削で語彙と構文を強化
- 修正版を音読し“流れ”を体に覚え込ませる
このサイクルを1か月続けるだけで、Writing 6.0は現実的に狙えます。
次はあなたの番です。
ChatGPTを相棒に、**「書ける英語力」**を磨いていきましょう。






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