IELTS Readingは、英語力だけでなく戦略力が問われるセクション。
僕は初受験で6.0にとどまりましたが、設問先読み+精読+音読の3ステップを習慣化したことで、次の受験で7.5を達成しました。
この記事では、海外経験ゼロの純ジャパ大学生でも再現できる、
- 設問の先読み戦略
- 時間配分テンプレート
- ChatGPTを使ったパラフレーズ学習
を実体験ベースで解説します。
IELTS Readingの全体構成を理解しよう
AcademicモジュールのReadingは、3つの長文(約2,700語)を60分で解く構成です。
| セクション | 内容 | 目安時間 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| Passage 1 | 事実中心の説明文 | 20分 | 易〜中 |
| Passage 2 | 分析的なテーマ(研究・企業など) | 20分 | 中〜やや難 |
| Passage 3 | 抽象的な学術内容 | 20分 | 難 |
計40問あり、時間配分を間違えると最後が解き切れないのが典型的な失敗パターンです。
僕は「20-20-20」のルールを徹底して、常に一定ペースで進めるようにしていました。
苦戦した設問タイプと克服法
最初はTrue/False/Not GivenとHeading Matchingに苦しみました。
情報を探すのに時間がかかり、正答率が安定しなかったんです。
ところが、設問先読みを徹底する練習を始めてから、どちらも得意タイプに変わりました。
✅ コツ:
設問は“本文の順番通り”に出るケースが多い。
つまり、先に設問を読んでおけば、本文を読みながら「この辺りが該当箇所だな」と予測できる。
設問タイプ別攻略表
| 設問タイプ | 解き方のポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| True / False / Not Given | 設問文のキーワードを本文で探す | “Not Given”は根拠がなければ即スキップ |
| Heading Matching | 段落の1文目+最後の文を読む | 抽象語に注意(例:effects, trends) |
| Multiple Choice | 選択肢の同義語を意識 | 迷ったら根拠に戻る |
| Summary / Sentence Completion | 文構造を見抜く | 品詞をヒントにする |
この表を頭に入れておくだけでも、Readingのスピードが一段上がります。
精読と音読で“読む筋力”を鍛える
僕がスコアを上げられた最大の要因は、精読と音読の習慣化でした。
精読の手順
- 間違えた設問の該当文を探す
- 文構造を確認(主語・動詞・目的語)
- 不明語をすべて調べる
- ChatGPTに「この文を分かりやすくパラフレーズして」と依頼
これで“文の意味を表面でなく構造で理解する”力が身につきました。
音読の手順
- 精読した文を3回音読
- 意味を思い浮かべながら読む
- 自分の発音を録音してリズムを確認
リーディングの練習でも、音読はリズムとスピード感を身につけるうえで非常に効果的でした。
ChatGPTを使ったリーディング強化法
ChatGPTはリーディング対策にも使えます。
僕は、わからない文をそのままコピペして、次のように依頼していました。
Please paraphrase this IELTS Reading sentence in simple English and explain the meaning.
これで、難解な文の意味だけでなく、**言い換えパターン(同義語・構文)も学べます。
特にIELTSでは、設問と本文で同じ意味の異なる表現(パラフレーズ)**が頻出するため、
ChatGPTを通してそれをストックしておくのは非常に効果的です。
時間配分テンプレート:20-20-20戦略
| Passage | 内容 | 開始時間 | 終了目安 | 残り時間対応 |
|---|---|---|---|---|
| Passage 1 | 易しめの説明文 | 0:00 | 0:20 | 見直し不要 |
| Passage 2 | 論理的テーマ | 0:20 | 0:40 | 読解+再確認 |
| Passage 3 | 抽象的な学術文 | 0:40 | 1:00 | 最後5分で見直し |
「20-20-20」にこだわることで、時間オーバーがゼロになりました。
もし難しい文章が出ても、1問にこだわらず次に進む勇気を持つのが大切です。
💡 コツ:
IELTSは完答より確実な30問正解を狙う方がスコアが安定します。
僕の1回分の学習ルーティン
- 公式問題集で1セット解く(20分)
- 間違えた問題の根拠を本文から探す
- 間違えた文を精読
- ChatGPTにパラフレーズ依頼
- 精読箇所を音読
これを**週1〜2回(各1時間)**行っていました。
短時間でも「分析→改善→音読」という流れを守ることで、少ない勉強量でも成果を出せました。
スコアアップのブレイクスルー
Readingで一気に点が伸びた瞬間は、「設問を探しながら読む」感覚を掴んだときでした。
設問と本文の対応関係を理解できるようになると、読むスピードが格段に上がります。
また、段落ごとの主張を把握するようになってから、Heading Matchingの正答率が安定しました。
以前は「単語が一致したら正解」と思っていたけど、
本当は“段落の主張全体”をつかむことが大切なんです。
試験本番の戦略
- 難問は後回し。 Passage 3の難解な設問に時間を奪われないようにする。
- 簡単な問題を先に取る。 得点できる部分で確実にスコアを稼ぐ。
- Not Givenは深追いしない。 根拠が見つからない場合は潔く飛ばす。
この戦略で、焦らず安定したリーディングができるようになりました。
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まとめ:設問先読み×精読で読む力を磨く
IELTS Readingは、ただ速く読むだけではスコアは上がりません。
重要なのは、**設問から本文を読む“逆算型リーディング”**を身につけること。
僕がR7.5を取れたのは、
- 設問先読みで読む方向を定める
- ChatGPTでパラフレーズを学ぶ
- 精読と音読で理解を定着させる
という3つの軸を守ったからです。
この方法なら、海外経験ゼロの純ジャパでも確実にスコアを伸ばせます。
今日から、設問を読んでから本文に入る習慣を始めてみてください。






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