
TOEIC800点ってどんなレベルなんだろう…
TOEIC800点のメリットってあるのかな…
どうやって勉強すればいいんだろう…
こういった悩みに答えます
■記事の信憑性
記事を書いている僕は現在大学1年生でTOEIC845点を取得しました。
現在はIELTS7,0、TOEIC900点に向けて勉強に励んでいます。

18歳という比較的若い歳でTOEIC800点台を獲得した為、現在多くの人が使っているchatGPTでの勉強方法など、効率的な勉強方法を紹介することができます。
■この記事で分かること
- TOEIC800点のレベル感
- TOEIC800点取得のメリット
- TOEIC800点取得にかかる時間
- TOEIC800点取得への勉強法
TOEIC800点のレベルとは?

TOEIC800点は受験者の上位16,2%
TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2024によると、TOEIC795点以上の取得者は全体の16,2%であることが分かりました。
単純計算で、6人に1人ということになります。
TOEICスコア以上 | 割合(全受験者に対する%) |
---|---|
895点以上 | 4.4% |
845点以上 | 9.4% |
795点以上 | 16.2% |
745点以上 | 24.4% |
695点以上 | 33.8% |
案外多いと感じる人もいるかもしれませんが、TOEIC800点と845点の差は誤差のようなもので、同じ人が受験しても受験した時の難易度や人数によって点数が変わってくるので、800点から845点にあげるのはあまり難しくないといえます。
つまり、800点で上位16,2%をとってしまえば、上位9,4%を目指すことが比較的簡単になるのです。
TOEIC800点はGMARCHレベル
TOEIC800点は大学のレベルでいうと、GMARCHほどのレベルになります。
もちろん大学や、その学部によって平均は変わってきますが、大まかな参考にはなると思います。
TOEICスコアから見る大学のレベル
TOEICスコア | 偏差値 | 想定大学レベル |
---|---|---|
900点 | 68.4 | 早慶上理(早稲田・慶應・上智・理科大) |
800点 | 62.6 | GMARCH(学習院・明治・青学・立教・中央・法政) |
700点 | 56.8 | 成成明学獨國武(成城・成蹊・明学・獨協・國學院・武蔵) |
600点 | 51.1 | 日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修) |
しかし、現在私は明治大学に在学していますが、周りの友達のTOEICスコアを聞いてもほとんどが800点以下であり、実際の得点割合はもう少し低いと思います。
参考までに、大学別の平均TOEICスコアをまとめたサイトを載せておきます
こちらを見てもわかるように、TOEIC800点というのは名だたる大学の中でも高いスコアであることが言えます。
TOEIC800点は英検準一級レベル
文部科学省のデータによるとTOEIC800点は英検準一級相当だとされています。
TOEICスコアから見る英検のレベル
CEFRレベル | 英検レベル(目安) | 対応するTOEICスコア(目安) |
---|---|---|
C1 | 英検1級 | 約945点~ |
B2 | 英検準1級 | 約785点~ |
B1 | 英検2級 | 約550点~ |
A2 | 英検準2級 | 約225点~ |
しかし、英検とTOEICではテスト形式が全く異なっており、あくまでも参考程度です。
実際に、私も高校時に英検準一級を取得しましたが、その時にTOEICを受験して800点をとれるかと言われたら、取れないと思います。
TOEICにはTOEICの形式というものがあるのでそれに対してしっかり対策をすることが大切です。
TOEIC800点取得のメリット

就活に有利
TOEIC800点は一般的な企業が求める英語力よりかなり高いスコアです。
企業が求めるTOEICスコア
職種・部門 | 求められる平均TOEICスコア |
---|---|
新入社員 | 535点 |
中途社員 | 560点 |
技術部門 | 560点 |
営業部門 | 575点 |
海外部門(海外営業・駐在など) | 690点 |
上記の様に、企業が社員に求めるTOEICスコアは平均して600点前後ですから、800点を取得していれば企業への大きなアピールになるでしょう。
昇格・昇進・海外赴任など、仕事の幅が広まる
TOEIC800点は就活だけでなく、企業へ入社した後にも良い影響を与えてくれます。
その例の一つ目が、昇格・昇進・海外赴任の幅が広まることです。
昇格・昇進・海外赴任に必要なTOEICスコアの目安
TOEICスコアの基準 | 昇格・昇進での基準企業例 | 海外赴任での基準企業例 |
---|---|---|
600点以上 | 住友商事/トヨタ自動車/楽天/富士通/キャノン/大成建設 | キャノン/大成建設 |
700点以上 | 伊藤忠商事/シャープ/キリンビール | 伊藤忠商事/シャープ/資生堂 |
800点以上 | 韓国サムスン/三井住友銀行/KDDI/日本マクドナルド | 日本マクドナルド |
900点以上 | マッキンゼー/AIGグループ |
上記の中でも部門や役職によって基準が異なる場合がありますが、800点以上を取得していれば名だたる企業の中で、昇進・昇格が狙いやすくなることは確かです。
さらに上の900点以上を要求する企業を目指す方は私と一緒に頑張りましょう。
資格手当がもらえる
TOEIC800点は就活だけでなく、入社した後にも良い影響を与えてくれます。
その例の二つ目は、資格手当がもらえるということです。
TOEICでの資格手当を行っている企業
企業名 | 600点以上 | 700点以上 | 800点以上 | 900点以上 |
---|---|---|---|---|
ソフトバンク | ― | ― | 30万円 | 100万円 |
大和ハウス | 3万円 | 5万円 | 10万円 | 20万円 |
東京電力 | ― | 5万円 | ― | ― |
マクドナルド | ― | ― | 3万円 | ― |
このように、有名な企業がTOEICハイスコア者への資格手当を行っており、もはやTOEICの勉強をすることは自分のためになるだけでなく、将来お金がもらえるための投資でもあるのです。
TOEICの試験内容と点数目安

TOEICの試験内容
TOEIC800点を目指している人は既に受験経験があり、知っているかもしれませんがTOEICの試験内容についてもう一度説明します。
TOEICはリスニング、リーディング、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式のテストです。テストは英文のみで構成されており、英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
以下にパートごとの問題形式を上げておきます
■リスニング
約45分間で100に答えるリスニングセクションは4つのパートで構成されています。
すべて、1度ずつしか放送されません。
【Part1】写真描写問題 6問 1つの写真について4つの短い説明文が読まれ、的確に描写しているものを選択し回答します。
【Part2】応答問題 25問 1つの質問または文章と、それに対する3つの答えが読まれ、もっともふさわしい答えを選択し回答します。
【Part3】会話問題 39問 2~3人による会話が放送され、その会話についての質問に当てはまる答えを選択し回答します。1つの会話文につき質問は3問ずつあり、質問は放送されますが、答えの選択肢(4択)は放送されないため読んで回答する必要があります。
【Part4】説明文問題 30問 アナウンスやナレーションのような1人でのトークが放送され、そのトークについての質問に当てはまる答えを選択し回答します。Part3同様、1つのトークにつき質問は3問ずつあり、質問は放送されますが、答えの選択肢(4択)は放送されないため読んで回答する必要があります。
■リーディング
75分間で100問に答えるリーディングセクションは3つのパートで構成されています。
【Part5】短文穴埋め問題 30問 単語や文法・構文力が問われる問題で、短い文章に含まれる空欄に4択から選択し回答します。
【Part6】長文穴埋め問題 16問 文書が4つ出題され、それぞれ4つの空欄と問題があり、4択から選択し回答します。
【Part7】長文読解問題 54問 雑誌や新聞記事、広告、テキスト、Eメールといった、文章を読みながら回答をしていきます。文章はそれぞれ、シングルパッセージ(1つの文章)10題、ダブルパッセージ(2つの文章)2題、トリプルパッセージ(3つの文章)3題出題されます。
TOEICで800点以上を取得するには、リスニング・リーディングどちらもで400点以上を取得する必要があります。
しかし、一般的にリーディングよりリスニングのほうが伸びやすい傾向があるので、現在の自分のスコアがリスニングもリーディングも同程度なら、リスニングを伸ばすことに力を入れたほうが良いです。
実際私も、TOEICを一回目受けたときにはリスニングが355点、リーディングが395点でしたが、リスニングに力を入れたことでリスニングが440点と、約100点伸び、リーディングが一回目と同程度の405点でした。
まずは自分の現在のスコアを分析し、どこを伸ばしていくべきか、補っていくべきかを理解することが大切です。
点数目安
TOEICの公式問題集をやればわかりますが、以下の通りTOEICは素点に対してスコア換算範囲が決まっています。
※換算範囲に幅があるのは、毎回の難易度が異なるため受験者間の公平性を保つためです。
■リスニングセクション
素点 | 換算範囲 |
96-100 | 475-495 |
91-95 | 435-495 |
86-90 | 405-470 |
81-85 | 370-450 |
76-80 | 345-420 |
71-75 | 320-390 |
66-70 | 290-360 |
■リーディングセクション
素点 | 換算範囲 |
96-100 | 460-495 |
91-95 | 425-490 |
86-90 | 400-465 |
81-85 | 375-440 |
76-80 | 340-415 |
71-75 | 310-390 |
66-70 | 285-370 |
TOEICで800点以上を取得するには、赤文字になっている点数、つまり八割以上を素点でとらなければいけないということです。
TOEIC800点取得にかかる時間

TOEIC800点をとる平均勉強時間
TOEIC800点を取得するために必要な時間は現時点のスコアによって変動します。
現在のスコア別にまとめたTOEIC800点までにかかる勉強時間
現在のスコア | 必要な勉強時間 | 1日に時間勉強した場合の日数 |
500点 | 600~900時間 | 約10~15ヶ月 |
600点 | 400~600時間 | 約6~10ヶ月 |
700点 | 200~300時間 | 約3~5ヶ月 |
平均的にTOEIC800点をとるには上記のような勉強時間が必要と言われていますが、私はもっと短期間で800点を取得できると考えます。
筆者の見解
結論から言います。
現在700点のスコアを取れている人は、最低30時間で800点を取得できます。
実際、私は2025年の4月にTOEIC750点を取得し、その一か月後には30時間程度の勉強時間で845点を取得しました。
750点から845点までの約100点を30時間で伸ばすことができるなら、同じ勉強時間で700点から800点へ伸ばすことは可能なはずです。
これは私が特段英語ができるからではなく、TOEIC700点を取得した英語の基礎力がある人なら同じような結果を出すことができます。
30時間の内訳
かけた時間 | やったこと |
12時間(一回分4時間×3) | 公式問題集×三回分 |
単語 | 10時間 |
リスニング | 8時間 |
効率を突き詰めればこの時間配分で800点を目指すことは十分可能です。
なお、現時点で700点を取得できていないという方は「【就活直結】TOEIC700点取得のための勉強時間・費用・勉強法を大学生が徹底解説」「【2025年最新版】TOEICとは?初心者のための試験内容・スコア・レベル完全ガイド」の記事をどうぞ。

TOEIC800取得への勉強法

TOEIC700点を取得する
TOEIC800点を取得するには段階としてまず700点を取得する必要があります。
いきなりTOEICで800点を目指しても、700点をとる基礎力がないと空回りして700点にも届かないというようなこともあります。
まずは堅実に700点を取得するところから始めてください。
700点を取得する勉強法は「「最短30時間」TOEIC700点とる勉強法」の記事を読んでください。
単語力を強化する
TOEIC700点から800点にあげるために必要なことは、単語力の強化です。
TOEICではではビジネスシーンで使われる単語が多く出てきます。
そんな単語や、TOEIC頻出の単語をまとめているのが金のフレーズです。

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ …
私は、この単語帳を何周もして単語を覚えていきました。
ですが、実際に受験してこの単語帳の単語が沢山出てきたかと問われれば怪しいところです。
なので、私はchatGPTを活用した単語勉強を推奨しています。
chatGPTに「TOEIC特有の単語を教えて」と入力することで、単語帳に似た一般的に習わない単語がずらりと出てきます。
もちろん網羅性でいうと単語帳をすべてやったほうがいいですが、最短で800点以上を目指したい、お金の節約をしたいという人はchatGPTを活用した方法を試してみてください。
公式問題集をやりまくる
TOEICの傾向に慣れ、点数を上げるには何よりも数をこなすことが大切です。
そのために私が使った教材はTOEICの公式問題集です。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11 | ETS |本 | 通販

数字が大きいほうが新しいものなので、11をやってしまったという人は10を、10をやってしまったという人は9をやりましょう。
問題を解く際には以下のことを必ず意識して解いてください。
- 時間をはかって問題を解く
- 必ず見直しをする
- 本番の時間で問題を解く→午前 10:20~12:20 午後 15:00~17:00
- どこが弱点か振り返り、補強する
公式問題集を何回も解くことで、着実に点数が上がっていくはずです。
私も3回公式問題集を解いて、着実にとれる点数が上がってきました。
2回目に解いたときは、伸びがほとんどなくこのままでよいのか不安になるときもありましたが、3回目には大きな伸びを実感し、本番で800点以上をとることができました。
自分を信じて、決めたことをしっかりと行うことがスコアの伸びに繋がって行くはずです。
リスニングを1,3倍速で聞く
リスニングを伸ばすのに重要なことは
1、何度も同じ音声を聞く
2、倍速で聞く
これらのふたつです。
公式問題集のリスニング音声を1、3倍速で最低でも十回は聞き、体に叩き込みましょう。
まとめ

ここまでTOEIC800点取得に必要な勉強時間や勉強法などを解説してきましたが、何よりも大切なのはまず応募してみるということです。
この記事を読んだらすぐに応募して、自分の長所と短所を明らかにして対策を行ってください。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考になれば幸いです。
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